不動産売買は誰にとっても高いハードルを感じます。ほとんどの人にとって一生の間に何度も経験することではありませんし、かなり大きなお金が動くからです。もちろん失敗はしたくありません。
不動産売買をするために専門的な人の助けは必要になります。しかし、自分でもある程度の知識を持つことは必要不可欠です。
今回は不動産売買の基本的な流れを一つずつ考えてみましょう。ステップバイステップで基本を理解するなら、不動産売買においてもスムーズな交渉や契約につながることでしょう。
不動産を買うための基本ガイド
まずは不動産を買うための基本ガイドです。基本の流れは次の5つになります。
● 不動産会社を決める
● 物件を選ぶ
● 購入申し込み
● 契約を結ぶ
● 引き渡し
ステップを一つずつ見てみましょう。
ステップ1:不動産会社を決める
まず不動産を買おうと思った場合不動産会社を決めるのが最初のステップになります。信頼できる不動産会社を選ぶことは言うまでもありませんね。
不動産会社の実績をチェックしましょうある程度の経験があり対応力のある不動産会社が信頼できます。支店の多い不動産会社もいいかもしれません。幅広い地域に通じているからです。単に業務をこなすという感じではなく、親身になって相談に乗ってくれるかどうかも見極めたいところです。
ステップ2:物件を選ぶ
不動産会社を決めたなら次のステップに進みます。ステップ2は物件を選ぶことです。
戸建てを買うか、マンションを買うか、新築を買うか、中古を買うか選択肢は複数あります。大きな買い物なので焦らず考えてください。必ず内覧をしましょう!
ご自身の家族構成や将来のライフプランも踏まえて物件を選ぶ必要があります。これには費用を計算し無理のない返済プランを組めるかどうかも関係してくることでしょう。
希望条件が完全に一致する物件が見つかればよいですが、予算などを踏まえ完璧な意見を見つけるのは難しいこともあります。ゆずれない条件など優先順位をつけておくことも大切ですね。
ステップ3:購入申し込み
自分の気に入る物件を見つけたら次のステップに進みます。ステップ3は購入申し込みです。
この場合購入の意志を示すために申込書証拠金が求められることがあります。これはローン審査やもう少し物件を詳しく調べたいなど、一時的に時間がかかる場合に予約金のような形で物件を押さえておいてもらう意味です。
金額に特に決まりはありませんが、一般的に1万円から10万円とされています。安易な口約束のような契約を避け、売主を守るためです。ただ法的拘束力はないので売主は別の買主さんに売る権利があります。不動産購入がキャンセルされれば申込証拠金は返却されます。
ステップ4:契約を結ぶ
購入することが決まったら次のステップです。ステップ4は契約を結ぶことです。価格、手付金の金額、残金の支払い方法、引き渡しの条件など細かいことが決定されます。おそらく口頭で細かく説明されることでしょう。必ず書面も残されていますので、本当に間違いがないかしっかりと確認するようにしましょう。
契約内容に装備が無ければ売買契約を結びます。その際には手付金を払います。手付金は物件購入額の5%から10%が一般的です。またこのタイミングで仲介業者である不動産会社にも仲介手数料を支払います。
ステップ5:引き渡し
最後のステップは引き渡しです。この日から物件の所有者は購入者ご自身になります。
工事費の残金や諸費用、住宅ローン借り入れ費用、登記費用も支払います。どうしたらいいのか不安になるかもしれませんが、実際には必要な書類はすべて用意され、振込依頼書などが準備されているので、書類に捺印するなどがメインになるでしょう。
その後設備類の保証書や鍵が渡され引き渡し終了になります。流れのように進んでいってしまうと思いますが、疑問に思ったら必ず聞くようにしましょう。トラブル防止のためです。
不動産を買うための必要書類
不動産を買うための必要書類の多くはさほど難しいものではありません。仲介業者が丁寧に説明してくれますが、自分でも理解しておくとスムーズな契約につながるでしょう。
必要なものは以下のものです。
● 実印
● 認印
● 収入印紙
● 身分証明書
● 住民票
● 通帳
● 通帳の届け出印
● 印鑑証明書
このほかにも住宅ローンを組む場合に金融機関指定の書類があることでしょう。求められるものはスムーズに提出することが求められます。平日の方が書類を揃えやすいことが多いので、書類を揃える予定もご自身のスケジュールに組み込んでおくようにしましょう。
不動産を売るための基本ガイド
次は不動産を売る側の基本ガイドを考えます。同じように5つのステップに分けて考えましょう
● 不動産会社を決める
● 査定を依頼する
● 売買契約を結ぶ
● 引き渡し
● 確定申告
ステップ1:不動産会社を決める
最初のステップは不動産会社を決めることです。不動産を買うための基本ガイドでも考えましたが、信頼できる不動産会社を決めることは本当に大切になります。実際に不動産が売れるまで、多くの話し合いがなされるからです。
何でも相談でき、話しやすい関係を作れる不動産会社を選びましょう。また売却実績があり経験豊富な不動産会社だと安心できますね!
ステップ2:査定を依頼する
不動産会社を決めたならステップ2に進みます。ステップ2は不動産査定を依頼することです。
誰でも少しでも高い価格で不動産を売りたいと思うでしょう。そのために必要不可欠なのが不動産査定です。不動産査定ではその物件にいくらの価値があるか、いくらで売却できそうかを調べて推定売却価格を出します。
今はAI査定や簡易査定ができるので非常に便利です。まず、簡単に売りたい物件の価格を知ることができます。その結果を受け、売却の意思が固まったら訪問査定を受けると良いでしょう。
査定価格をもとに売出価格が決定します。売却していくにあたってなかなか買主が決まらないなどで売出価格を下げることもあることでしょう。最終的に契約する成約価格と言います。
ステップ3:売買契約を結ぶ
不動産の買い手が決まったら売買契約を結ぶというステップに進みます。ステップ3です。これにはかなりの専門知識が必要になります。売買契約書には、売買価格、決済日、引き渡し日、契約解除の条件等重要事項が記載されています。
分からないことは、不動産仲介業者などの専門の人にきちんと聞き、曖昧な点がないように気をつけましょう。売買契約は何らかのトラブルや問題が起きた時に自分を守る大切な手段になることを忘れないようにしたいものです。
ステップ4:引き渡し
売買契約が終わったら大体1から2ヶ月でステップ4の引き渡しに進みます。最終的な決済が行われ、この段階で不動産は正式に買主のものになります。
売買契約を結んだ際に引き渡し日が決まっているはずです。その引き渡し日に引き渡しができないと違約金が発生するのできちんとした売却計画が必要です。
ステップ5:引き渡し
不動産を売却した場合、売却益が出ると譲渡所得の確定申告が必要になります。確定申告は個人でも行うことができますが、不安な方は税理士さんに相談すると良いでしょう。市区町村の税務署でも相談に乗ってもらえる場合があります。
期日を守らないと加税の対象になりますので、スムーズな手続きが必要です。また状況によっては確定申告が不要な場合もあるので確認する必要があります。
不動産を売るための必要書類
不動産を売るにあたって必要な書類は複数あります。最初からすべてを揃えるのは難しいでしょう。仲介業者を決めたなら、そこの担当の方と一緒に少しずつ揃えていってください。
最初に考えましたが、そのためにも信頼できるまた親身になってくれる不動産業者を選ぶことは必要不可欠ですね。大まかな必要書類を下にまとめておくので参考にしてみてください。
● 登記簿謄本
● 売買契約書
● 物件購入した時の重要事項説明書
● 登記簿済権利書
● 土地測量図
● 固定資産税納税通知書
● 物件の図面
● 建築確認済証
● 実印・印鑑証明書
● 身分証明書
● 住民票
この中には売却価格を決める上で必要な書類もありますので、どの書類をどの時点で準備すべきなのかは不動産会社と一緒に話し合ってください。
まとめ|基本を理解してスムーズな不動産売買を行おう!
いかがでしたか。不動産売買の基本的な流れをステップバイステップで調べることができました。不動産売買の仕組みは、専門家でないとかなり難しいものです。
しかし、専門家に任せきりということもよくありません。信頼できる不動産会社を選んで、分からないことはすぐに相談し、自分で理解できている状態にしておきましょう。
必要書類がかなりあったので、大変だと思った方もいらっしゃるかもしれません。この記事を参考にして、不動産売買の基本を理解して、スムーズかつ納得のいく不動産売買を進めて行きましょう。
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