住宅ローン事前審査を落とされる理由
住宅ローンの事前審査の結果、住宅ローンの審査に通らなかったり、借入額、返済期間、保証料、適応金利などに制約が出たりする場合があります。しかし、金融機関の審査基準は明確にはされていません。審査を通らなかった場合でも、総合的な判断で。。。などと理由を教えてくれないケースがほとんどです。
そんな中、国土交通省が行った金融機関へのアンケートが公表されております。これを元に、金融機関がどのような点に重点を置いて審査するのか、審査基準を知ることができます。
1位は完済時年齢で、金融機関によって変わりますが、75歳、80歳、85歳未満で完済ができることが基準となっています。一番多いのが80歳未満ですから、35年借りるとすると45歳までには住宅の購入はしておきたいところですね。
2位は健康状態ですが、これは事前審査通過後に団体信用生命保険に加入する為に健康状態の告知が必須としている金融機関がほとんどです。(フラット35など団体信用生命保険が任意の場合もある)なので、加入できないことはそもそもローンを借りられないということになります。
住宅ローンを借りやすくするために
完済時の年齢や借入時の年齢は住宅ローンの商品概要に記載されています。その範囲内であれば借り入れ可能です。なるべく審査に通るようにするためには何を準備しておけば良いでしょう?
1.使っていないクレジットカードの解約
クレジットカードを複数枚所有している人は、すべてのカードのキャッシング枠の限度額を借りていると見なされる事もありますので、あまり使用していないカードなどは解約し、キャッシング枠は解約しておきましょう。
2.他の借り入れの確認
マイカーローン、不動産投資用ローン、携帯電話の端末の分割支払い、奨学金、リボ払いも審査対象となります。不動産の購入を検討しているなら、完済しておきましょう。マイカーや携帯の買い替えを検討の方は家を買ってからにしましょう。
※例えば月々3万円のマイカーローンがあったとすると、借入可能額が約1,000万円減ってしまいます。
3.転職の検討をストップ
会社員の場合、1年以上の勤続が必要な金融機関が多いです。借入れ直前の転職、独立は待ってください。キャリアアップや独立で収入が上がるとしても金融機関の審査での審査は厳しいものになってしまいます。家を買ってからの転職、独立を検討してみてください。
4.返済履歴の確認
金融機関では個人信用情報機関(「シー・アイ・シー(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」)への照会で、クレジットカードやローン、リボ払いの返済履歴を確認します。過去に延滞などの履歴があると借入れにくくなります。5年間は記録には残ってしまいますので基本的には借入れを避ける、利用したならきっちり約定日に返済することを心がけましょう。
意外と本人は忘れていたり、引っ越しをして住所が変わっていて督促状が届いていなかったり、家族に内緒の借り入れが独身時代などにあったりしてローン審査に落ちてしまう方も今までに見えました。
※上記の個人信用情報機関では情報の開示ができますので、心配な方は審査を行う前に情報を開示し、資料をお持ちください。一緒に解決方法を模索しましょう。
一度審査をして落ちてしまうと、基本的に審査をした金融機関、保証会社は今後も審査は通らないと思っておいてください。
審査に通らないと、やみくもに金融機関に審査を出す方も見えますが、自分の首を絞めているだけです。
まずはエムワイホームにご相談ください!!