今回は不動産売却を検討されている方に向けて、リースバックについてご説明していきます。
そもそもリースバックとはどのようなものか、またトラブル事例も確認しておきましょう。
不動産売却におけるリースバックとは?
リースバックとは、現在お住まいの不動産を売却したあとも、賃貸として住み続けられる仕組みのことです。
住み慣れた家を離れたくはないが、老後の資金や教育費など、まとまった資金を調達したいときに活用できます。
買主側も確実に賃料が入る物件として購入できるため、買い手がつきやすいといったメリットもあります。
また、通常の不動産売却と違い手順が少なくなるため、現金化までの時間もかかりません。
さらに、引っ越しの出費もないのがメリットです。
引っ越し理由を詮索されるような、ご近所づきあいでもわずらわしいことはなく、今まで通りに暮らせます。
また、住宅ローンの返済が不安な場合の打開策として、利用できる可能性もあるでしょう。
不動産売却におけるリースバックのトラブル事例
メリットの多いリースバックですが、トラブル事例もありますのでご紹介していきます。
リースバック後の家賃が高く、支払いが継続できない
リースバックのあとは、新しい所有者に毎月家賃を支払うことになります。
賃料価格は物件価格に応じて高くなるので、場合によっては相場よりも高くつくことがあるのです。
家賃は以下の式になります。
家賃=売却代金×7から13%(利回り)÷12か月
一般的に売却価格の7から13%で設定されるので、家賃を10年ほど払い続けると、売却代金よりも高くなる場合もあるでしょう。
家賃の値上げ
契約更新のタイミングなど、買主の都合で家賃の値上げがおこなわれる場合があります。
これにより家賃の支払いが厳しくなる恐れがあるでしょう。
場合によっては退去も必要になります。
契約更新を拒否される
買主の都合で、契約の更新を拒否されるトラブルもあります。
更新ができないと、退去するしかありません。
とくにリースバックでは定期借家契約が多く、普通借家契約とは異なる点に注意が必要です。
トラブルへの対処法
トラブルに発展しないためにも、契約期間と契約書をしっかり確認しましょう。
目的に合った契約内容になっているかなど、チェックすることが大切ですよ。
また信頼できる買主や専門家を見つけることも大切です。
丁寧な対応やサービスなど、専門的な視点でアドバイスしてくれるかを見極めるようにしましょう。
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まとめ
不動産売却におけるリースバックについてご紹介しました。
メリットもありますが、トラブルの可能性も含めてよく検討するのがおすすめです。
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