「現在の持ち家を売却し、新しく家を購入したい」と考えていても、基本的に売却と購入のタイミングはうまく重ならないもの。
場合によっては資金繰りが難しくなるケースも考えられます。
そういった際出番となるのが「つなぎ融資」。
つなぎ融資がどういったものなのか、この記事で解説していきます。
不動産買い替え時の「つなぎ融資」とは
不動産の買い替えをおこなった際、売却した代金受領より先に購入代金を請求される場合があります。
しかし買い替え時には売却金額を元手に購入を検討しているケースも多いはず。
タイミングのズレから資金の捻出が急務になってきます。
そのような場合に一時的な融資を受け、不足分を補填することがつなぎ融資です。
つなぎ融資の特徴として、まず住宅ローンのような長期融資ではなく短期の融資であること、また一括返済であることが挙げられます。
当然のことながら、融資である以上金利も発生し、住宅ローンと比較して高い傾向にあります。
たとえば金利3%で1000万円の融資を受けた場合、月々に支払っていくわけではなく、半年後ならば1015万円、1年後であれば1030万円を一気に返済しなければなりません。
さらにつなぎ融資は事務手数料も発生するため、上記にプラスして10万円程度かかることになります。
ただし金利分に関しては、銀行によって複数回の支払いに対応している場合もあります。
不動産買い替え時における「つなぎ融資」の事前注意点
そもそもつなぎ融資はできれば避けるに越したことはありませんが、つなぎ融資の出番となり得るのは「買い先行」、つまり物件の購入契約が先に進み、購入代金の請求が売却時の代金受領より先に発生した場合です。
逆に売却の契約が先に進んで代金受領が済んでいる「売り先行」の状態であれば、つなぎ融資は不要となります。
ならば最初から売り先行で、といきたいところですが、不動産の買い替えにおいてはなかなかうまくいかないもの。
そして、買い先行によるつなぎ融資はデメリットばかりというわけではありません。
物件探しに時間を割けるので、どうしても住み替えたい家などが見つかった場合は積極的におさえることができます。
売り先行であれば購入先が見つからず、仮の住居を探さなければならない可能性もありますが、つなぎ融資を利用すれば引越しは1回で済むのです。
なにより物件を退去し、空きの状態で販売できるため、より良い条件で物件を売却することが可能となります。
まとめ
つなぎ融資は売買のタイミングが逆転した場合、資金不足を解消するために活躍しますが、回避するためには早期に売却が完了できるようコントロールする必要があります。
つなぎ融資自体のメリットも照らし合わせて、うまく買い替えを進めていきましょう。
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