300万円で家を建てる時代がやってくる⁉
①3Dプリンターって?
3Dプリンターとは3次元のデータをもとに、スライスされた2次元の層を積み重ねていくことによって、立体モデルを作る機械のことです。液状の樹脂を紫外線で少しずつ硬化させる「光造形方式」や、熱で溶かした樹脂を積み重ねる「FDM方式」など、様々な方式のプリンターが存在しています。
②3Dプリンターで何ができる?
フィギュアや模型、機械部品の制作、建築模型など柔らかいゴム素材からアルミなど強度のある金属素材まで、様々な材料で造形物を出力できることができます。
現在では家を作ることもできるようになりました。
3Dプリンターを用い、家の外壁や床、天井などを出力します。従来と比べて無人で短時間で建設可能になります。、そこからの作業は人の手を使ってガスや電気、内装などを施工することになります。
③3Dプリンターハウスの建築方法
①巨大3Dプリンターで住宅の建設予定地で材料を出力し積み上げる
②砂のような素材に凝固剤をかけて固めたものを、掘り出していく
③工場にある3Dプリンターで建築資材を出力し、現地で組み合わせる
④3Dプリンターハウスのメリット
①建築コストが安い
人手が少なくて済む(3Dプリンターが建築)事、材料費が抑えられる事、短時間(最短24時間)で建築できる事から人件費、材料費、工期が減らせるので、300万円程の低価格で家を建てることも夢ではないかもしれません。
②曲線の建築物を造れる
曲線のように形状が複雑な住宅でも対応しやすい。家を建てられる面積が限られている場合や、ほかにはないデザインを求める人に需要がある。ゲームやアニメの世界の建築物が作れるかもしれませんね。
③設備工事、内装工事は人力
電気やガス、給水・排水などの住宅設備や内装仕上げは今後も人手が必要になることから、3Dプリンターが人の仕事を全て奪う事にはならないでしょう。
⑤3Dプリンターハウスのデメリット
①基礎工事に対応できない
日本の住宅の基礎工事に対応できない。鉄筋を内部に入れて強度を上げる必要があるが、3Dプリンターで鉄筋を入れる事はできない。
②日本の建築基準法に適合しない
3Dプリンター住宅は現在日本の建築基準法に対応しておらず導入できない。
①に関してですがはオランダでは3Dコンクリートプリンターで造った世界初の自転車橋が開通しています。
まず、配力筋ケーブルを材料に練り込むことによりブロックを造りました。この配力筋ケーブルは、鉄筋メッシュと同等の強度があります。
更に、橋桁を支えるための鉄筋の代わりに、橋桁断面を空洞部にPCケーブルを通し、スパンにかかる荷重を支えられるようにしました。
この技術を応用していけば日本でも鉄筋コンクリートど同様の強度を持った構造物の建築も夢ではないかもしれません。
②の建築基準法に関しては、地震大国と言われる日本の現在の建築基準法の耐震性や強度を落としてしまっては意味がありませんのでこの基準はクリアしたうえで更に法改正が必要となってきます。
⑥3Dプリンターハウスのまとめ
以上の点から考察すると、3Dプリンターハウスのデメリットは今後解消のできる可能性のある問題だと言えます。
時間はかかるかもしれませんが解消されれば車1台分程度の価格でマイホームの建築を行うことが可能となります。
「どこまでの耐震性能が担保できるのか」「どこまでの耐風性能が担保できるのか」「住宅の性能や劣化の対策は何年経っても保証できるのか」など今後ノウハウを蓄積していかなければなりません。
家電・IT・自動車、製薬産業などと同様、急速に変革、開発していかなければ日本はどんどん世界から取り残されてしまいます。
一刻も早く、検証、改善、法改正を行っていただき、実用化していただきたいですね。
私もぜひ早く住み心地を試してみたいです!
名古屋市の不動産売却・購入は仲介手数料無料・半額の
マックスバリュで住まい相談川原店へ!
売却査定も承っておりますので、お気軽に
ご相談ください!
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓
弊社へのお問い合わせはこちら
友達追加からお問合せも可能です♪
シェアして応援してください♪